CSR経営とは ~ CSRと企業価値向上

CSR経営の意味

企業を経営する立場として考えてみたときに、CSRに取り組む理由とは何でしょうか?それは、CSRが最終的に企業価値の向上につながると認識しているからに他なりません。
実直な経営者は、コンプライアンスや安全・品質の確保を徹底し、不祥事の発生を未然に防ぎます。
聡明な経営者は、人権や環境など社会的に関心が高い問題に常に注意を払い、社会的な評判を保ちます。
先見の明がある経営者は、コミュニティや社会が抱える難題に自らの知恵とリソースをもって挑戦し、ソリューションを生みだす新たなマーケットを創造します。
全ては、企業価値の棄損を防ぎ、企業価値を高めることにつながっています。
すなわち、“CSR経営”を考えるにあたって、“企業価値の向上”というゴールを忘れてはならないのです。

CSR経営の進め方

一口に“企業価値の向上”といっても、不祥事の防止から将来マーケットの創造まで取り組むべき対象は幅広く、これらを一律に扱うことは大変な困難を伴います。
経営を進める際には事業計画を立てて、売上・利益目標など企業価値向上のターゲットを設定することが一般的です。
同じようにCSR経営を進める際にも、目指すべき企業価値向上のターゲットをどの程度のレベルに置くかということを明確にし、社内のコンセンサスを得ることが重要になります。
当たり前のようですが、実に多くの企業がCSRの目的を曖昧にしたまま活動を進め、手段と目的が混同した迷い道に入っている光景を目にします。

ターゲット・アプローチ

CSR経営における企業価値向上のターゲットとはどのようなものでしょうか?
【図1】は、一例としてISO26000の中核主題への対応を考える際に、企業価値向上のターゲットをどこにおくかによって、対応方法や優先順位が変わり得ることを示した概念図です。
不祥事の発生を防止しようとする企業は、まずレベル1で想定される課題への取り組みを徹底し、顕在的なリスクを確実に低減するプロセスを構築する必要があります。
グローバルな成長を目指す企業は、レベル2で想定される課題に注意を払い、不確実な潜在的リスクに対応できる組織をつくる必要があります。
グローバル市場で競争優位を確立しようとする企業は、レベル3で想定される課題に戦略的に挑戦し、リーダーシップを発揮していく必要があります。
CSRは社会の幅広い期待に耳を傾けるところから始まります。しかしCSRを経営として扱おうとした場合、社会の幅広い期待に闇雲に立ち向かうのではなく、自社の現状を認識し、企業価値向上のターゲットを定め、優先課題から将来課題へと段階的に進めていく、“ターゲット・アプローチ”が効果的です。


← 「CSR経営のサポート」に戻る
「ターゲット・アプローチ」へ →

お問い合わせ・ご相談は

お問い合わせおよびご相談は、こちらのお問い合わせフォームよりお願いいたします。

お問い合わせフォームが利用できない場合は、下記メールアドレスまでご連絡下さい。

 

後ほど当方よりご連絡をさせて頂きます。

 

【特定電子メール法に基づく表示】
広告メール、迷惑メールの送信はお断りします。